こんな方におすすめ
- どうやって目標を設定すればいいか分からない
- WILL CAN MUSTシートの書き方を知りたい
- 自分の強み(CAN)が見つからなくて悩む
「やりたいことがなく自己分析もニガテで、WILL CAN MUSTで何を書けばいいか分からない」このように悩んだことはありませんか?
たしかに将来の夢ややりたいことは全員が持っているわけではなく、考えるのが苦痛に感じる人も多いですよね。
他の人と比べてアピールできる強みを見つけることが難しいと思っている人も多いのではないでしょうか。
実は「WILL CAN MUST」を正しく理解すれば、強みを見つけ自分がどうなりたいか目標設定することが必ずできるようになります。
ここではリクルートグループで派遣の紹介実績1000名以上で表彰歴があるコーディネーターなべけんが、適切な目標を設定しスキルアップができる方法を解説いたします。
この記事で分かること
- CANを整理するとWILL・MUSTが分かる
- MUSTを定量的に落とし込む
- CANの整理は「ミイダス」
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WILL CAN MUSTで確実に成長できる4つのポイント
リクルートは多くの起業家を排出している企業で、WILL CAN MUSTシートを使ってスキルアップしている人が多いのです。
WILL CAN MUSTを使って起業できるほどのスキルアップができる理由は、このような4つの理由があります。
4つのポイント
- 適切な目標設定ができる
- 現状の把握がしやすい
- 成長の伸びしろが分かる
- やるべきことが具体化される
では、それぞれのポイントを見てみましょう。
適切な目標設定ができる
適切な目標とは、頑張って背伸びすれば達成できる成長目標のことです。
努力せず達成ができる簡単な目標ではチャレンジするモチベーションが出ず、成長しづらいですよね。
逆に達成困難な高い目標を設定してしまっても、モチベーションが下がってしまいます。
WILL CAN MUSTシートで適切な目標設定ができる理由は、「頑張って背伸びする幅」を把握しやすいためです。
この背伸びの幅を知るためには、まず「今の自分のレベル」である現状の把握が必要になります。
現状の把握がしやすい
多くの人は「今の自分のレベル」を把握できておらず、達成困難な目標設定をしてしまいます。
この図の左側の状態ということです。
WILL CAN MUSTシートでは、CAN(自分ができること)をきちんと整理します。
自分ができることである現状を把握できるので、適切な目標設定にも繋がるのです。
つまり、CANとCANNOTを把握することが、WCMシートの最重要ポイントとも言えますよ。
成長の伸びしろが分かる
WILL CAN MUSTシートはCANだけでなくCANNNOTも整理するので、「どうすれば成長できるか」の伸びしろが分かりやすいのです。
目標を設定するだけでは、具体的に何を克服すればいいかが分からないですよね。
WILLの見直しもできる
CANNNOTを整理すると、CANにするのが難しいと感じることも出てきます。
もし「できないこと」の克服がハードル高く感じたら、WILLを見直せば適切な目標に再設定もできます。
立てた目標が高いかどうかを判断するのは、今自分が出来ること(CANとCANNOT)とのギャップで決まるということですね。
やるべきことが具体化される
たとえばWILLが「校長先生になること」のときは、「校長先生になるために何をするか」は考えづらいのではないでしょうか。
一方で「校長先生になるためにマネジメント能力がない(CANNOT)」がわかっていれば、「新人の営業数字を把握してアドバイスする」など行動に落とし込みやすいです。
つまり克服したいCANNNOTさえ言語化できれば、「できること」にするために何をすればいいか考えやすくなりますね。
そのため、WILL CAN MUSTシートを使うと「目標を達成するために何をするべきか」が具体化されるのです。
WILL CAN MUSTのポイント
- 自分がすべきことが落とし込まれる
- 確実に成長できる目標の設定がしやすい
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WILL:今後、自分がどうなりたいか
WILlを考えるときは、「短期的な目標」と「中長期的な目標」の2つをアウトプット・言語化します。
2つのWILL
- 今あなたが主体者として実現したいこと
- 2-3年後のキャリアイメージ
今あなたが主体者として実現したいこと
6ヶ月間で「自分がどうなりたいか」や「どうしていきたいか」を考えるのが実現したいことです。
この目標は「主体者として」なので、自分が行動することで自己成長や組織への良い影響を与えられる範囲で考えます。
ここでどれだけ具体的に考えられているかによって、WILL CAN MUSTの質が大きく変わります。
CANとMUSTは目標に対して考えるため、この目標が具体的であればあるほどよりコアなTO DOを考えられます。
2-3年後のキャリアイメージ
中期のキャリアイメージでは、目標とするポジション(役職)でも良いですし、何ができるようになっていたいかでもOKです。
またリクルートグループでキャリアイメージを考える時は、必ずしも社内キャリアでなくても問題ありません。
転職・退職後に挑戦したいことを目標設定し、それを実現するためのベンチマークとして半期のWILLを考える方もいます。
2-3年後のキャリアイメージ例
- マクロな視点を持ち、組織を動かす影響力のある人材になる
- 教員が活き活きと働ける学校現場をつくる校長先生になる
WILLのポイント
- WILLは自分がどうなりたいかを考える
CAN/CANNOT:自分の強みと弱み
WILLを実現するために活かす自分の強み・弱みを言語化し、達成へのプロセスを明確にします。
成長するために弱点補強をイメージされる方が多いですが、持ち合わせている強みを活用することで成長を加速させます。
強みを活かして弱みの補強をするだけでなく、強み伸長をすることでWILLの実現に近づくことができます。
それでは、CANとCANNOTを言語化する際に意識するポイントをご紹介します。
CAN:自分が活かしたい強み
これは他者と比較したときに相対的に得意としていることではなく、自分の中で強みとして活かしていくものです。
実現する目標は自分のものなので、他人と比べて優れているかどうかは全く関係しないです。
自分自身が物事に取り組むときに拠り所になる強みを言語化していきます。
6つのスキル
リクルートグループでは、カンパニーや部署に関わらず「6つのスキル」が求められています。
そのため、強みだけでなく弱みはここから考えていきます。
参考までリストアップいたします。
6つのスキル
- 構造で捉え俯瞰して見る力
- 分析的に捉え問題を特定する力
- 筋の良い仮説を立てる力
- プロセスを作り込む力
- ビジョンを打ち出す力
- 人を理解し統率する力
4つのスタンス
スキルだけでなく、仕事に取り組む姿勢である「4つのスタンス」もリクルートでは提示されています。
こちらも参考までにリストアップいたします。
4つのスタンス
- 圧倒的な当事者意識
- 考えぬく・やり抜く姿勢
- 広く・深く学び続ける姿勢
- チームとしての共同を追求する姿勢
自身の強みではスキルとスタンスの両方でも、どちらか一方でもどちらでも良いです。
どうしても強みが見つからない人は、無料の診断ツールを活用するとCAN・CANNOTが見つかりやすくなります。

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CANNOT:克服したい弱み
克服したい課題をスキルやスタンスに基づいて考えます。
この課題を解決するために、何をするのかを考えるのがTO DO(やることリスト)化です。
能力開発をするための具体的な行動を挙げて出来ないことの克服をします。
このときに「あとはそれをやるだけ」まで具体化することで成長を加速化させます。
抽象的な目標だと考えて動かなければならないため、行動に移すまでのハードルが上がってしまいます。
曖昧なTO DO
「構造的に捉え問題を特定する力」をつけるために、上長とコミュニケーションを図り部の進捗を知る。
このような書き方だと、「何と話しかけるか」をその都度考えなければなりません。
そのためより具体化をして、この具体例のように「あとはやるだけ」まで落とし込めるとベストですね。
具体的なTO DO
「構造的に捉え問題を特定する力」をつけるため、部のコンディションに合わせたコーディネーター業務を行う。
そのために進捗や市場特性を毎週確認し、日次の目標設定(質重視か量重視かなど)を調整する。
CANポイント
- 「あとはやるだけ」まで落とし込むとベスト
MUST:WILLを達成するためにすべきこと
なりたい自分に対して、するべきことがMUSTです。
前述のTO DOは自分が出来ない課題解決のための行動なので、MUSTとは位置づけが少し異なります。
定量と定性の両面での達成項目と達成基準を設定し、定量的に評価できるようにします。
定量的な行動量や達成率を設定
営業成績など数値化できる目標を設定します。
会社から課される目標もありますが、前年比でどれくらい数字を伸ばすかでもMUSTを設定できますね。
定量的なMUSTの例
MUST項目:2020年度前期目標達成度
達成へのプロセス:日次での目標・行動リプラン
評価基準:5点:達成率105%/4点:103%/3点:100%/2点:98%/1点:96%
定性的なマインドや行動目標を設定
数値では表せない目標もWILLを達成するには必要になります。そのような目標もここで設定をしています。
定性的なMUSTの例
MUST項目:チームメンバーとの信頼関係構築
達成へのプロセス:出社後必ずコミュニケーションを取る
評価基準:メンバーから相談される回数が増えたかどうか
評価基準の「相談される回数」のように、定性的なMUSTも数字に落とし込むことで評価がしやすくなりますね。
なおリクルートでは、事業成長と個人の能力開発の観点から会社から定量的な目標が下されることもあります。
MUSTポイント
- 定量目標と定性目標をうまく使いこなす
- 定性的な目標も数字で評価できるようにする
まとめ:まずは自分の強みを知ろう
いかがでしょうか。
適切な目標が設定できることはイメージが湧いたのではないでしょうか。
改めてWILL CAN MUSTのポイントを整理しましょう。
- 適切な目標は「頑張って背伸びすれば達成できる」レベル
- CANを把握できると成長の幅が分かる
- 目標達成のためには「あとはやるだけ」まで落とし込む
実はWILL CAN MUSTで最も重要なのは、今の状態(CAN/CANNOT)を把握することです。
現状を知らずには適切な目標を設定ができないので、強みが見つからない人はツールを活用して見つけましょう。
みなさんの目標設定・成長のお力になれたら幸いです。
それでは失礼いたします。
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