
転職活動を始めたものの、短い職歴が多く職務経歴書の作成に悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか。
転職回数が多くても、応募書類の作成方法をマスターすれば十分アピールできます。
今回はアピール方法を現役人材コーディネータがご紹介いたします。
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転職回数が多い・短い職歴でも内定獲得!職務経歴書の4つのポイント
職務経歴書は企業へエントリーをする際に必須の応募書類で、面接まで進めるかどうかを判断する書類選考を行うものです。
応募書類作成と言っても、求人サイト上に作成フォーマットの用意がされているため、空欄を埋めるだけで誰でも作成できます。フォーマットは下記の3種類がありますが、数ヶ月の短い職歴が多い(4社以上)の方は”キャリア形式”で作成することをお勧めします。
- 編年体形式
- 逆編年体形式
- キャリア形式 ★
では、”キャリア形式”の職務経歴書の特徴と作成する上でのポイントをチェックしましょう。
”キャリア形式”の職務経歴書とは
”キャリア形式”の職務経歴書は、所属していた企業ごとに経験内容を書く方法ではなく、”今まで”経験した内容を軸に経歴をまとめます。
◇キャリア形式のイメージ
<営業>
- 2018年4月〜2019年8月 A社
- 2020年4月〜現在 C社
<営業事務>
- 2019年9月〜2020年3月 B社
このように、”どのような仕事”を”どこで経験したか”という見方ができる経歴書の作成方法です。キャリア形式以外の場合は、下記のように職歴が数社あると、転職を繰り返しているように見えてしまいます。
◇編年体形式のイメージ
- 2018年4月〜2019年8月 A社 営業
- 2019年9月〜2020年3月 B社 営業事務
- 2020年4月〜現在 C社 営業
長期間勤務している場合は、編年体や逆編年体形式のように時系列を軸に作成すると経験を伝えやすい経歴書作成ができます。
”職歴=アピールの手段”と考える
職務経歴書は経歴を列強するのではなく、”どのような経験をし、それが入社後に活かせるのか”をイメージさせなければなりません。そのアピールをするために、実際に経験してきたこと(職歴)を根拠にするようにします。
キャリア形式の職務経歴書を作成する4つのポイント
数社ある短い職歴でも、企業に経験をアピールするためには4つのポイントを意識して職務経歴書を作成します。
- ポイント①:職歴は省かない
- ポイント②:企業が求める条件を見極める
- ポイント③:経験を軸に棚卸し
- ポイント④:経験を定量化する
それでは、具体例を交えた各ポイントの説明を確認しましょう。
ポイント①:職歴は省かない
本来ある職歴を省略して職務経歴書を作成し内定獲得ができても、入社の手続き(社会保険手続き)で転職歴が明らかになってしまいます。稀なケースですが、経歴詐称として内定取り消しになってしまう可能性も少なからずあります。
また、経歴を全て記載し退職理由をきちんと伝えられることで、転職・入社後のミスマッチを防ぐことができます。事実を伏せてしまうと、ミスマッチが生まれかねず、ミスマッチは望まない短い職歴の原因ともなります。
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なお、数日間の勤務など極端に短い職歴は省略をしても、大きな問題になることはありません。もちろんその数日でもアピールできることがあるならば、記載すべきですがそうでないなら省略しましょう。
数日間であっても社会保険の手続きで企業側は確認はできてしまうため、面接で”〇〇の理由で、△日間で××社を退職しました”と伝えられれば安心です。
ポイント②:企業が求める条件を見極める
求人情報の募集要項に条件が書かれているので、その情報から読み取り書くべき経験を考えます。
キャリア形式では企業単位で経験したことではなく、今までのキャリア全体の経験をピックアップします。そのため、どの経験をどの側面からアピールするか見極めなければなりません。
年単位の職歴の場合は、ピックアップせずともまとまった経歴書が作成できますが、短い職歴が続く場合は経験業務を全て書くと見づらくなることもあります。
◆Excelスキルが求められる条件の例(一般事務の場合)
【一般事務】資料作成(売上データ処理)
売上データに関する資料を、ゼロベースからExcel:LOOKUP関数とピボットテーブルを活用し作成
◆対応ボリュームが求められる条件の例(一般事務の場合)
【一般事務】売上データ集計(10,000件/週)
アパレルブランド3社の計50店舗分売上データ集計業務をメインで担当
このように同じ業務でも、経験業務の見方を変えることによって企業が求めている経験に絞ってアピールできます。
ポイント③:経験を軸に棚卸し
一つの企業で担当したことは多岐にわたると思いますが、それぞれの企業でどのようなことを経験したかではなく、アピールしたい担当業務を軸に経験を見直していきます。
つまり、実際には担当していたけれどもアピールしたいことと別のことは、思い切って省略して職務経歴書を作成するということです。
ポイント④:経験を定量化する
短期間の職歴は、期間が短いため”経験が浅い”と捉えられてしまう可能性があります。自分が経験したことを過不足なく伝えられるように、定量的に(数字を使って)経験を肉付けしましょう。
◇NGな例(営業一部抜粋)
- 2018年4月〜2019年8月 法人営業(既存クライアント)
- 2019年9月〜2019年12月 法人営業(新規クライアント)
この例では、やはり短い職歴で実際にどのようなことを担当したかわかりません。
◇定量化されている例(営業一部抜粋)
- 2018年4月〜2019年8月 法人営業(既存クライアント20社)
- 2019年9月〜2019年12月 法人営業(新規クライアント300社訪問・内10社より受注獲得)
このように定量化すると、むしろ短い職歴(2019年9月〜2019年12月)の方が、長い職歴(2018年4月〜2019年12月)よりもアピールできているようにも感じます。
このように担当していた業務を定量化すると、読み手(面接官)が経験を正しく評価できるようになります。
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