
転職活動で企業を選ぶ時に多くの方が利用しているの口コミサイトは、実際に働いている方の声が書いてありミスマッチを防ぐのに寄与するツールです。今回は、マッチング機会を逃さない転職の口コミサイトを正しく活用するための3つのポイントをシェアいたします。
転職口コミサイトとは
転職の口コミサイトとは、実際に働いている方や過去に働いていた方がその会社の評価を匿名で評価しているサイトです。複数の会社評価項目に対して、5点満点で評価されたものが会社のスコアとして評価されているものです。評価項目としては、
- 待遇面の満足度
- 社員の士気
- 風通しの良さ
- 社員の相互尊重
- 20代成長環境
- 人材の長期育成
- 法令遵守意識
- 人事評価の適正感
などが挙げられています。
また、上述の点数評価だけでなく【残業時間】や【有給消化率】なども記載されており重視したいポイントを確認することができます。
事実なのか意見なのか
転職をする時に重視する条件が人によって異なるでしょう。この条件ですが、人によって事実に対する捉え方が大きく変わってきます。これを正しく理解していなければ、フィルターがかかった情報で判断することになり誤った認識を持ってしまいかねません。そして、口コミサイトの場合、書かれていることは基本的に意見が多いです。たとえば、
- 新卒入社社員の方が活躍しやすい
- 残業が多い
- 有給が取りづらい
などこれらは全て意見として考えられます。
もちろん大前提として、部署や上司によって異なることも大いにあるためそもそも”意見=会社”とすることは危険が伴います。上記の例では、実際に”どれくらいの新卒入社社員が活躍していたのか”や”残業時間は何時間なのか”など事実でないとそれに対するイメージは大きく異なります。そのため、下記のような事実である情報を見つけて正しく捉えることが必要なのではないでしょうか。
- 役職者のうち60%は新卒入社である
- 残業が月間40時間である
- 有給の申請に2ヶ月かかる
世界における日本の大学の評価は?
日本社会は批判文化の社会のため、プラス面よりもマイナス面が世に出回ることの方が圧倒的に多いです。たとえば、
世界大学ランキングでトップ1,000校に日本の大学は何校ランクインしているでしょうか。
実は、アメリカに次いでランクイン数は2位で100校を超えます。実は、日本の大学は世界一コストパフォーマンスが良いと言われているのです。これは世界に誇るべきランキングですが、毎年注目されるのは東京大学と京都大学の順位や中国の北京大学に順位が追い抜かれたなどマイナス面しか報道されません。
このように、口コミサイトに限らずメディアを通じて得られる情報は一定のバイアスがかかっているという認識を持つことが重要です。転職活動を行っていく中でも、他人の意見に一気逸遊せず、事実を正しく捉え正しく会社の情報を得ることが必要になります。
自分の価値観と照らし合わせる
転職に活用するためにサイトを見ると、当初重視していなかったポイントに良い意味でも悪い意味でも影響されてしまう場合があります。たとえば、
スキルアップを重視して転職活動をしており、エントリー企業の口コミサイトを閲覧したら残業が多そうで不安になった
などが挙げられます。もちろん、残業過多はよくないかもしれませんが本来の目的である【スキルアップ】をするチャンスを失ってしまいかねません。そのため、自分が欲している情報は何なのかということを明確にし、必要な情報を取りに行くためのツールとして使えることが重要になります。
まとめ
口コミサイトに限らず、ネット上には必ずしも正しいとは言えない情報が溢れています。その中でも自分によって有益な情報を見つけ自身の転職にいかに活用するかが”転職活動成功のカギ”となります。正しい情報を見つけ、納得感のあるキャリア選択をしていきましょう。