
転職を考える理由として給与に不満を感じている方もいるのではないでしょうか。
実は、20代で転職される方で年収が上がった方は半数を切っています。
今回はアンケートや統計を活用し、収入を上げるための44つのポイントをご紹介いたします。
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給与に悩む第二新卒必見◆20代の平均年収は?転職で年収UPする?
転職後に収入が増加した20代前半の方は44.3%で、後半の方は32.7%です。
下記の表からも分かるとおり、高卒・短大卒で転職する多くの方は増加していますが、大学・大学院卒業後に転職している方は同水準以下の方が多いです。
もちろん景気に左右することもありますが、給与が上がる方が極端に多いことはないです。
1. 給与が理由の退職はランキングトップ
退職を考える理由について、20代に限らず男女ともに給与は重要な要素の一つになっています。
全年代かつ男女ともに約40%が給与が低かったことを理由に転職を考えています。
多くの方が収入に関して不満を抱いているにも関わらずそれほど多くの方が、給与水準がよくなっているわけではありません。
それでは実際にはどのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか。
2. 20代の平均年収は?
20代全体の平均年収は346万円と言われています。
全体でも20代前半から後半までで年収の幅が279〜402万と大きくあります。
また、職種によって179万の差があり、業種によっても64万円の差があります。
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あくまで平均ですが、(起業ではなく)転職をする場合はある程度年収の幅が決まっています。
年収を上げたいと思っても、果たしてそれが適うのか考える材料の一つになります。
平均から逸脱した年収を手に入れたい場合は、副業や起業を検討するのも一つの選択肢なのではないでしょうか。
◇参考:doda (2020) 年代別・年齢別 平均年収情報
3. 平均年収の比較/転職で年収UPするか調べる
同じ仕事をしている同年代と比べ自分の給与が高いか、”ミイダス”を使うと無料で調べることができます。
ミイダスにスキル・経験を登録すると、職種別の年収データをチェックすることができます。データを調べる
- 年収データ:職種別の年収推移について
- 転職実績データ(ビフォー):転職したい条件の企業への転職者データ
- 転職実績データ(アフター):選択肢した経験がある人の転職先企業情報のデータ
転職をして年収が上がるのかどうかや、自分と同じ経験をしている方がどのような業種・職種に転職をしているか調べられるため、転職するか悩む方はモヤモヤを解決するのに役立てられます。
▽今すぐミイダスで平均年収を調べる
3.1 年収データ
職種を選択するだけで、年収データをチェックすることができます。
そして年収データはどのような方の回答結果を元に算出されたか確認することもできます。
【ミイダス職種別年収データ】営業職(個人営業)の場合
上図のように各職種がどのように年収が推移するかをわかりやすく把握できます。
3.2 転職実績データ(ビフォー)
興味がある業種・職種へ、どのような経験がある方が転職しているかを知ることができます。
下記5つの情報を選択するだけで、データの一覧が出てきます。
- 職種
- 業種
- 年収
- 居住地
- 企業規模
これによって、長期的なキャリアのプランや目標設定もできるようになります。
3.3 転職実績データ(アフター)
転職先の情報を選択すると、どのような経験を積んでいる方が転職その条件の企業へ転職しているかがわかります。
- 職種
- 業種
- 年収
- 企業規模
- 性別
- 学歴
- 年齢
- 居住地
これによって、どのような経験が重宝されるのかわかるため、今の自分の経験で転職ができるのかどうか現実的な可能性を調べられます。
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4. 入社時に給与が上がるか
あえて項目として説明する必要もないですが、基本給や手当を別に考えトータルで給与が上がるかどうかを確認します。
基本給が下がっても手当や福利厚生などでトータルで支出を抑えられる場合もあります。
全て調べるとなると手間がかかりますが、時間を惜しまず損益計算を行いましょう。
5. 入社後に給与は上がるか
転職し勤務した後に昇進するかどうかの人事制度を確認しましょう。
就職時に前職と比べて給与が上がっても、長期間収入が変わらなければ同じ悩みを抱えてしまいかねません。
これを避けるために最低限下記の3つを転職活動時に確認しましょう。
- ポジションはあるかどうか
- 給与制度について
- 昇進制度について
5.1 ポジション
役職者のポジションがある、あるいは、入れ替わりがなければ入社時と同水準で長期間働かなければなりません。
企業によっては、中途入社社員でなく新卒入社社員が優遇される企業もあるため、現在役職についている方の経歴についても確認できると尚良いです。
5.2 給与制度
エントリーしている企業がどのような制度で人事評価をしているのかを確認しましょう。
給与水準が高かったとしても、結果やプロセスが正当に評価される制度がなければ、収入について別の悩みが出てきてしまいかねません。
- 職能資格制度
- ミッショングレード制
多くの企業では上記のような人事制度に基づいて評価を行っています。これらの特徴を押さえ、転職後のスキルアップ・キャリアアップ が図れるかどうか確認しましょう。
5.3 昇進制度
どのような条件で昇進することができるか昇給制度を確認することで昇進スピードを測ることができます。
難易度を事前に知ることも重要ですが、モデルケースを把握することで入社後どれくらいの期間での昇進をするか目標を立てることにも繋がります。
もちろんジョブホッパーとして、転職=”収入を上げる手段”と考えるのであれば長期的な目線を重視する必要がない方もいます。
人事制度の確認もする
収入を考えるときに、短期的な目線だけではなく長期的な目線で考える必要があります。
転職時に人事制度や昇進するポジションの確認や昇進スピードを確認することで、収入に関する不満を解消できるのではないでしょうか。
長期的なキャリアを見据えて新たな一歩を進みましょう。