キャリア理論

ホールの理論「プロティアン・キャリア」をキャリアコンサルが解説

ダグラス・ホール

こんな方におすすめ

  • ホールのキャリア理論を復習したい
  • プロティアン・キャリアが分からない
  • アダプタビリティが何か知りたい

 

このようにサビカスのキャリア理論を復習したい人へお届けいたします。

 

はじめまして、なべけん(@yochi_career)と申します。

 

新卒1年目でキャリアコンサルタントに合格し、本業の傍らフリーランスで100名以上のキャリア相談に乗っています。

 

ホールは「変化の激しい社会」に適応するキャリア開発のために、プロティアン・キャリアを説いています。

 

この記事では、「プロティアンキャリア」「構成する2つのメタコンピテンシー」についてご紹介いたします。

 

みなさんのキャリア理論学習の一助となれば幸いです。

 

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ダグラス・ホールのキャリア理論

 

Douglas Hall

Douglas Hall氏(出典:2020 Trustees of Boston University)

 

ホールのキャリア理論は、人と関わることで学び合う関係性アプローチ」を主張しています。

 

組織のマネジメントにおいて司が部下へ指導し成長するということはありますが、この関係性アプローチでは相互が学び成長することを指しています。

 

つまり、必ずしも主従関係や上下関係に囚われず、人との関わりが個人のキャリアに影響を与えるということです。

 

ホールのキャリア観

 

一般的に「キャリア」という言葉は仕事の成功・専門職などのイメージが強いですが、必ずしも他者に評価されるものではないとホールは考えています。

 

そのため「主観的なキャリア」と「客観的なキャリア」を分けて考える必要があるとされています。

 

「客観的なキャリア」については、成功失敗・良い悪いが評価されることではないとされています。

 

そして変化の激しい今の時代においては、キャリアの正解はなく変化に対応する変幻自在なキャリア(プロティアン・キャリア)形成が必要だと考えられています。

 

この”依存でも独立でもない変幻自在なキャリア”は人と関わることによって模索し、形成することができます。

 

変幻自在なキャリア「プロティアンキャリア」

 

プロティアンキャリアでは、個人のキャリアは組織に左右されるものでなく、自分が歩みたいキャリアを形成していくことが重要です。

 

今までは大手企業への入社が安定と言われていましたが、企業の寿命も短くなっています。また終身雇用も崩壊しつつあり、一つの組織でキャリアを終える方はもう一部ですよね。

 

そのため組織に依存せず、自分がどのようなキャリアを歩みたいか意思を言語化する必要があります。

 

これを説明しているのが、プロティアンキャリアに必要な2つのメタコンピテンシーです。

 

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プロティアンキャリアを構成する2つのメタコンピテンシー

 

このプロティアンキャリアは、このような2つのメタコンピテンシーから構成されています。

 

2つのメタコンピテンシー

  • アイデンティティ
  • アダプタビリティ

 

変化に適応するためにはこのメタコンピテンシーを通じて、適応する自分自身の特徴を知らなければなりません。

 

ただ単に変化に自分を合わせていくだけでは、他人と同じに成ってしまいます。

 

では、それぞれのメタコンピテンシーの特徴を見てみましょう。

 

アイデンティティとは

 

アイデンティティとは、自分(価値観や興味など)にどれだけ気づき、それが自身の経験とこれからと結びつけていることです。

 

これをきちんと把握しておくことによって、時代の変化に自分を合わせるのではなく自分自身を時代の変化に合わすことができるためである。

 

サブ・アイデンティティとは

 

アイデンティティが役割を意味するのに対し、サブ・アイデンティティは役割を通じて発達するであろう側面のことです。

 

就職や転職、異動などでキャリアの選択をすることで、どのようになるかイメージを持つということです。

 

イメージを持つことで成長に繋がり、選択するキャリア(就職など)の意欲を強めることができます。

 

このように、サブ・アイデンティティを持つことで成長を加速させることができます。

 

そしてサブ・アイデンティティを成長させる場面として、下記4つが挙げられます。

 

サブ・アイデンティティを成長させる4シーン

  • 適切な目標の設定をしたとき
  • 達成するまでのプロセスでオリジナリティを見つけられたとき
  • 目標の必要性を感じるとき
  • 目標を達成したとき

 

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アダプタビリティ=適応コンピテンス×適応モチベーション

 

2つ目のメタコンピテンシーである「アダプタビリティ」は、適応コンピタンスと適応モチベーションの掛け合わせであると言われています。

 

ただ何かに適応するだけでなく、その度合いは下記2つの要素によって、より変幻自在なキャリア開発に繋がりやすくなります。

 

2つのキャリア開発の要素

  • 適応することそのもののスキル
  • 適応したいという動機の有無

 

適応コンピテンス

 

そして適応コンピタンスは3つの要素から成り立っています。

 

適応コンピタンスの3要素

  • アイデンティティの探索:自分を知るための努力
  • 反応学習:周囲の変化に反応し、最新のものをキャッチすること
  • 統合力:自分の行動とアイデンティティの一致をしようとすること

 

適応モチベーション

 

適応モチベーションとは、適応コンピテンスを開発させようとしたり、コンピテンスを当てはめようとしているかの動機を指します。

 

つまり”自分を知るため・つくるために知識情報を常に収集しようとし、それをアウトプットしようとしているかどうか”ということです。

 

そして適応モチベーションには3つのプロセスがあります。

 

適応モチベーションの3プロセス

  • アイデンティティの適応プロセス:現時点の自分を知り、アイデンティティの開発・変化を模索・学習すること
  • 行動的適応プロセス:変化する課題の解決ができるよう、意識的に行動すること
  • 総合的適応プロセス:現状と目標のバランスを(乖離しないよう)意識し、調整すること

 

まとめ:キャリア選択を支援するプロティアンキャリア

 

今までは、仕事の選択(就職や転職)は人生の選択と捉えられていましたが、日々の選択を重視してキャリア開発を行うことが重要です。

 

また日々のキャリア選択を行う中で、その選択をするとどのように変化するか(サブ・アイデンティティ)を見極めることもよる必要に。

 

経験を積めばスキルが身につくではなく、”どうなるだろうか”や”どうなりたいか”を具体的にイメージするということです。

 

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