現役キャリアコンサルが解説◇ギンズバーグのキャリア発達理論とは?

     
       
         

ギンズバーグは最初にキャリア・ディベロップメントを理論化した方です。

スーパーのキャリア理論のベースにもなっており、理論学習には欠かせない理論家の1人です。

幼少期から成人になるまで、どのようにキャリアを模索するのか発達理論をシェアいたします。

【キャリアコンサルタント合格実績あり】ギンズバーグ(Ginzberg, E. & Ginzberg, S. W.)のキャリア理論

Ginzberg氏

キャリアは発達していくものであり、決まったプロセスがあると考えられていました。

ギンズバーグは職業選択などキャリアを選択することに関して、成長するという立場に初めて立った理論家です。後にライフ・キャリア・レインボーで有名なスーパーに影響を与える、キャリア理論のベース理論としてキャリア・ディベロップメント理論があります。

1. キャリア・ディベロップメント理論

キャリアの発達(ディベロップメント)をする過程について、ギンズバーグは理論化しています。

職業選択は一連のプロセスの中で継続的に行われ、年を重ねるごとに発達していくとされており、3つのポイントがあります。

  • 職業選択は、一般に10年以上もかかる発達的プロセス
  • そのプロセスは非可逆的(irreversible)
  • そのプロセスは、個人の興味・能力・価値と現実との妥協(compromise)のプロセス

このプロセスの非可逆的について、ギンズバーグは後期で”キャリア発達は可逆的”と立場を変えています。

当初は、一度決めた職業に長期間勤めたり、世襲制もあるため流動的なキャリアを形成する方が少なかったためです。より時代に合わせて転職活動やキャリアをやり直せることが一般的になり理論がアップデートされました。

◇可逆的とは?

物事が一方に進むのではなく、進むこともあれば戻ることもあることです。

キャリアにおいは意思決定をし行動し前に進むこともあれば、考え直し(戻って)当初の意思決定とは別のことを新しく始めることもあるということです。

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また、妥協(compromise)という言葉についても、プラスの意味がある最適化(optimization)に再定義しています。キャリア構築において必ずしも妥協をしているわけではなく、より適するように自身や職業選択を調整しているためです。

2. 3つの発達プロセス

キャリア・ディベロップメント理論における、職業選択の発達プロセスは年齢に応じて、下記3つがあると考えられていました。

  1. 空想期(〜11歳)
  2. 試行期(11〜17歳)
  3. 現実期(17〜20歳代前半)

職業選択は生涯に渡る意思決定のプロセスであり、キャリアの目標と現実の仕事とのすり合わせは再評価をし行っていくとしています。

2.1 空想期(児童期:0〜11歳)

遊びを通じて仕事や職業について学び、キャリアに対するイメージを具体化していきます。遊びを起点としているため、自分の欲求・衝動を直接的に満足させる職業への興味を持ちます。

2.2 試行期(青年期:11〜17歳)

空想期では頭の中で想像するまででしたが、想像したものを実際に行動に移していくのが試行期です。そして、この試行をする過程で下記4つのステップがあります。

  • 興味ステージ:好き・嫌いの2軸で判断する
  • 能力ステージ:自分が得意とすることを職業と結びつける
  • 価値ステージ:職業に関する理解がより明確になる
  • 過渡期ステージ:職業選択に関心を持つようになる

4つのステップを踏むことで、実際に仕事をする準備をしていきます。

2.3 現実期(成年期:17〜20代前半)

現実期では、自分の強みや価値観を客観的に把握し、それを実際の職業選択に活用していきます。ここでは、現実と理想が乖離しないよう自身のキャリア開発をしたり、環境・機会を考慮して意思決定をします。

  • 探索ステージ:選択肢の可能性を探索する
  • 結晶化ステージ:一つの仕事を選択するための条件が具体的になる
  • 特殊化ステージ:特定の仕事をするために、より専門的な知識を身につける、あるいは仕事を始める

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前述の”可逆性や最適化”など理論の訂正後、ギンズバーグは”キャリアは繰り返し再評価する”としています。実際に職業を通じて経験したことや、世の中の変化に合わせて最適なキャリアを歩むという意味で、一つに決まることはないと言っています。

3. おすすめの本:『キャリアコンサルティング理論の実際』

ギンズバーグの理論に関わらず、キャリア理論が網羅されている書籍です。

国家資格キャリアコンサルタントの試験を控えている方はもちろんですが、キャリアカウンセリングに従事している方も実務で活用できる理論が網羅されている必携の一冊となっています。

木村周『キャリアコンサルティング理論の実際 5訂版』雇用問題調査会

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