エントリーシートの構成に悩む学生◇内定に直結する文章作成法

     
       
         

”文章の構成方法が分からない”
”自分のESが正しく書けているか不安”
”ネットで調べても、文章の組み立て方に悩む”

このようにエントリーシートの構成について知りたい方に向け、文章の書き方をお伝えいたします。

はじめまして、よちよち・きゃりああっぷ運営の なべけん と申します。
恐らくほとんどの学生は、大学入学後の結論先行型で書く文章の書き方について、教わる機会がなかったのではないでしょうか。
私もその一人でしたが、大学教授の研究室へ通い詰めマスターすることができました。

その結果、大学専属の文章作成指導員として採用され、年間100名以上の指導と講座を実施してきました。
就活では自身のエントリーシート通過100%だけでなく、これまで指導した80名以上の学生の書類選考通過率も100%です。

今回は、文章の組み立て方にフォーカスしてエントリーシート作成方法をご紹介いたします。

ネットで文章の書き方を調べると、「フォーマット通りに書けば問題ない」と検索できます。
しかし、フォーマット通りに書くことは必ずしも正しいとは限りません。

たまたまフォーマットに当てはまる方もいれば、もちろんそうでない方もいます。
つまり「文章作成には特定の型はない」ということです。

1. 文章の構成に型はない!

フォーマットがないと聞いて困った学生は多いと思います。
では、どのように考えて文章を組み立てれば良いのでしょうか。

まず文章の書き始めである第一文目から考えましょう。
皆さん御存知の通り、エントリーシートは結論先行型で書くため、第一文目は結論を書きます。

1.1 第一文目=結論

イメージが湧きづらいと思うので、具体例を見ながら一緒に考えましょう。

◇第一文目=結論の具体例

【自己PR】私の強みは、人の話を引き出す傾聴能力です。
【ガクチカ】私が学生時代に最も力を入れたことは、ライティングセンターの研修において誰よりも質問し積極参加したことです。

2つの例はネットでもよく見るような「結論先行」で書けている第一文目です。
では、各一文目に続く第二文目は何について書けばよいでしょうか。

ちなみにインターネットでよくある例では、「第二文目は理由や根拠について書く」と記事が出てきます。
実は上述の例の【自己PR】では、根拠を書けば正しい文の組み立てができます。
しかし、【ガクチカ】はこの一文目に続く二文目は根拠を書くと不適切になってしまうです。

ここで、文章を組み立てる時に必要な考え方をご紹介します。
実は文章の組み立ては、日常会話と全く一緒なのです。

1.2 文章構成=会話

皆さんは普段の会話で、無意識に質問をして会話を楽しんでいると思います。
実は会話に限らず文章を読むときも、同じように質問を思い浮かべているのではないでしょうか。

つまり「質問に答える」ことが、会話と文章に共通しているということになります。
まず、普段の会話の例を見てみましょう。

◇日常会話の具体例

Aさん:「昨日、映画館に映画を観に行ったんだけど、すごく面白くてさ!」
Bさん:「そうなんだ!何の映画観たの?」
Aさん:「ハリー・ポッターの最新作を観に行ったんだ!」
Bさん:「最近公開したばかりだよね!どう面白かったの?」
Aさん:「CGの魔法を使ったアクションシーンがカッコよかったんだよ!」

一般的な会話の例だと思います。

これと同じ流れで、エントリーシートはBさんの質問を自分で想定して答えることをしてきます。

2. 質問を想定する

会話ではBさんが質問したことを、想定して文章化することで論理的な文章構成ができます。
結論先行の第一文を一旦考えずに、文章の流れを振り返ると下記のようになります。

◇前述の会話を文章化

昨日、映画館で観た映画が面白かったです。
ハリー・ポッターシリーズの最新作を観に行きました。
この作品の面白かった点は、CGの魔法を使ったアクションシーンです。

会話をそのまま文章に落とし込んだため不自然ですが、会話を意識した文の流れはスムーズです。
つまり、読み手(採用担当者)の質問を想定して次の文で答える、これを繰り返すと正しく文章を構成できるようになります。

質問に答えることを意識すると、先程のガクチカは次のようになります。

◇ガクチカの文章の組み立て

私が学生時代に最も力を入れたことは、ライティングセンターの研修において誰よりも質問し積極参加したことです。
ライティングセンターって何?/何で誰よりも質問したの?/積極的ってどれくらい?)
ライティングセンターとは、選考を通過した学生指導員と大学教授・司書で構成される、文章作成指導のための組織です。
何で誰よりも質問したの?/積極的ってどれくらい?)
指導員着任当初の私は、指導=教えるという偏見を持っており、正しい指導技術を有しておりませんでした。

このように質問を意識して文章を書くと、読み手のギモンに答えながら論理的に文章を組み立てることができます。

実はまだ重要なポイントが残されています。
この例を見ると分かりますが、質問は複数かつ優先順位がありそうということです。

3. 質問の発想と優先順位

文章を組み立てる時には、質問を想定して答えるサイクルが必要ということは理解できたと思います。
既にお気づきかもしれませんが、「質問をきちんと想定できる」ことがカギになってきます。

3.1 質問の発想

難しいそうに感じるかもしれませんが、方法はシンプルで5W1Hに当てはめて考えると誰でもできるようになります。
5W1Hとは、What(何)・When(いつ)・Who(誰)・Where(どこ)・Why(なぜ)・How(どのように/どれくらい)を指します。

では、先程のガクチカの一文目を見てみましょう。

◇5W1Hを意識した質問の発想

私が学生時代に最も力を入れたことは、ライティングセンターの研修において誰よりも質問し積極参加したことです。
・ライティングセンターって何?:What
・何で誰よりも質問したの?:Why
・積極的ってどれくらい?:How
※Who:私が/When:学生時代/Where:研修室

このように当てはめて考えるだけで、誰でも簡単に次の文で書く候補が見つけられます。
次に、このリストアップした候補の優先順位(どの質問から先に答えるか)を考えます。

3.2 質問の優先順位

分かりづらいかもしれないですが、普段の会話と同じように感覚的に判断します。

たとえば、前述の日常会話の例ではAさんはこのように言っていました。

Aさん:「昨日、映画館に映画を観に行ったんだけど、すごく面白くてさ!」

Aさんの発言に対してBさんと同じく皆さんも、「面白さについて(How)」ではなく「何の映画(What)を観たか」の質問をすると思います。

Bさん:「そうなんだ!何の映画観たの?」

この感覚と同じで、文章でもある程度何から質問をすべきか、感覚的に判断してみましょう。
あえてこの例を説明すると、会話のベースとなるトピックが「面白さではなく映画」なので、映画の質問を先にしたとも説明できます。

つまりトピックになるものや、ベースになることから組み立てていくと良さそうです。

◇ガクチカの例で、質問の優先順位を考える

私が学生時代に最も力を入れたことは、ライティングセンターの研修において誰よりも質問し積極参加したことです。

・ライティングセンターって何?:エピソードのベースになりそうなので、先に聞きたい
・何で誰よりも質問したの?:なぜコレに最も力を入れたのか気になるけど、ライティングセンターが何か先に知りたい
・積極的ってどれくらい?:どれくらい積極的だったのか気になるけど、なぜ取り組んだか知ってからじゃないとイメージが湧かない
→ライティングセンターって何? > 何で誰よりも質問? > 積極的ってどれくらい?

もし同じくらい気になる質問がある場合には、どちらから答えてもOKです。

***

ここで皆さんお気づきでしょうか。

”最初の第一文ってめちゃくちゃ重要じゃない?”

お気付きのとおり会話と一緒で、最初の第一文によって、二文目以降の文章の流れが決まります。
なので、第一文目は合否を左右すると言っても過言では無いくらい重要です。

この第一文の書き方・考え方はこちらのコラムで紹介しております。
ぜひ併せてご一読くださいませ。

ESは1文目で合否が分かれる?9割の学生が間違える結論先行型とは

会話の流れを意識してESを書こう!

文章の書き方にはフォーマットがなく、自分が書いた第一文目によって構成が変わることが分かりましたでしょうか。

もちろん慣れない書き方なので、最初は時間がかかり苦労すると思います。
実際に私が結論先行型の文章をマスターするのに、3ヶ月程度の期間がかかりました。

しかし、意識してエントリーシート書き続ければ誰でも必ずできるようになります。
更に内定に直結するだけでなく、就職後のビジネス文章やメールなどでも活用できるスキルです。

早速実践し、よちよち・きゃりああっぷしましょう。

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