職務経歴書の自己PRと実績について!本質的な違いと作成のポイント

     
       
職務経歴書_本質的違い
         

職務経歴書作成で「自己PR」と「実績」の違いが分からず、似たエピソードを書いてしまうことはありませんか。その書き方で合っている場合もあれば、そうでない場合もあります。この2つの違いを見極め、転職後にも活きる文章構造について紹介いたします。

自己PRと実績の違い

自己PRと実績_ピラミッド

本質的な違いは自己PRが土台で、その上に実績や力を入れたことが置かれるということです。つまり、実績を生んだ自身の行動と強みには一貫性がなければなりません。

強みがあって初めて実績を作ることができるとということです。またピラミッド各段は経験の集合を表しており、「①強みを活かしてエピソードの数」よりも「②のうち実績があるエピソードの数」の方が少ないということも説明できます。

この違いをそれぞれの経験を軸に考えると次のグラフのようになります。

自己PR=スタンス

自己PR(強み)がどのような位置づけかというと、あらゆる物事に取り組む時の基本姿勢に値します。

グラフを使って説明すると、物心ついてから現在までの軸(横軸)そのものが強みと一致します。成功した出来事も失敗した出来事でも、この強みを活かして物事に取り組んでいるということです。

自己PRと実績_グラフ

このグラフを見ると「モチベーションと成果は必ずしも比例しないのではないか」と疑問を持つかもしれません。ですが転職活動においては

なぜならば、実績はあくまでもプロセスを証明するためのこととしてしか活用されないためです。もちろん輝かしい結果も伝えたいことの一つだと思いますが、転職活動では社内での評価でなく再現性が評価のポイントです。

そのため転職活動においてプレゼンすることは、仕事に取り組む姿勢にフォーカスするためモチベーションと実績は比例するとして上記のグラフを紹介いたしました。

◆ガクチカと実績の違い

ガクチカとは「学生時代に最も力を入れて取り組んだこと」なので、必然的に一つに絞られます。対して社会人の実績は、最もという括りがないため複数からピックアップして言及することになります。

また仕事に向き合う姿勢(スタンス)については【転職でスキルアップ志向の方必見|ポータブルスキル3つのポイント】で紹介しております。

段落構造を捉える

職務経歴書_段落

職務経歴書の段落構造を理解して文章作成することで、説得力のある文が書けるだけでなく自分の頭の整理にもなります。段落構造の重要なポイントは、

  • 一つの段落で言いたいことは一つ
  • 段落が進むにつれて具体的に流れる(抽象→具体)

の2点です。

これを意識して職務経歴書を作成すると、職務経歴書で頻出の「自己PR」と「ガクチカ・実績」、「志望動機」では

  1. 自己PR
  2. ガクチカ・実績
  3. 志望動機

の段落構造として文章を組み立てることができます。つまり自己PRよりもガクチカや実績の方が内容が具体的で、ガクチカ・実績よりも志望動機の方がよりピンポイントな経験について話していくことになります。

また3つ全てに一貫性が必要なので自己PRでアピールした強みと実績がちぐはぐ(たとえば、強みがコミュニケーション能力で実績は高い集中力で黙々と取り組んだことなど)になるのはNGです。

自己PRから書く

文章作成で実績から考える方が非常に多いですが、職務経歴書の土台が自己PRのためこれから作成するのが正しい作成手順です。

自己PRでは自分自身の強みをアピール(証明)できるエピソードを書きます。もちろん強みを活かした結果、プラスの実績があるに越したことはないです。しかしながら必ずしもプラスの成果・結果がなくても強みを説明できれば問題ありません。

プラスの結果でなくても良いですが、エピソードの結果を自己PRの中に書くことは必要です。結果(取り組んだことによる変化)がないと、取り組んでいないのと同じになってしまいます。そのため取り組んだということがわかるように小さなレイヤーでも良いので結果については言及しましょう。

つまり書くべき内容は、何に取り組んだのか(出来事)を書くことが多いです。これは取り組んだ姿勢のアピールをするため、何にどのような姿勢(スタンス)で取り組んだのかを書くことで自分の強みをPRすることに繋がります。

自己PRを踏まえて実績

PC_キャリアウーマン

強みを活かしてどのような実績があるのか(ガクチカでは何に力を入れたのか)を書きます。すでに述べたとおり、自身の強みと実績が一致していないように感じられるエピソードは書類選考落ちになりかねないので注意しましょう。

実績では自己PRよりも具体的に書くのですが、この具体的とは「プロセスにフォーカスする」ということです。自己PRでは出来事について書きますが、その出来事の中でも「どうしようとしたのか」を書きます。「〇〇したこと」だと結果にフォーカスしてしまうため少しニュアンスが変わってしまいます。

経験とキャリアチェンジを結びつける

バトン

強みや実績を踏まえて「何にチャレンジしたいか」や「新しいことにチャレンジしたい理由」を述べるのが志望動機です。ここでも一貫性が必要なため、経験と志望しているポジションに大きな解離があると、企業としては採用メリットが感じられなくなってしまいます。

そのため自身が感じるマッチングポイントをよりピンポイントに言及していくことになります。大きなマッチングポイントだと、

  • 同業種
  • 同職種
  • グループ企業
  • 企業規模

などがあります。これがない場合でも即戦力の人材として採用されるためには、

  • 業務プロセス
  • マインド

などが挙げられます。

◆プロセス一致で採用された例

私の現職(人材派遣会社)で元ビジネスホテル店長が採用され、トップの営業成績を挙げています。この経験でマッチングしていたのは、「派遣会社における派遣スタッフのフォロー」と「離職率の高い職場における社員のフォロー」だったのです。

このようにミクロで業務を捉えるとマッチングポイントは無数にあると言っても過言ではありません。

転職後にも活かせる文章作成能力

職務経歴書の作成をここまで構造的に考えている方は正直なところ少数派です。ですが構造的な文章作成の能力は転職後にも必ず活きるスキルです。

文章作成に限らず、ビジネスコミュニケーションやプレゼンテーションの場面でも構造は全く同じになります。職務経歴書作成を機に、一歩スキルアップし周りの方と差をつけましょう。

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