キャリア発達理論できゃりあでざいん【シュロスバーグ・ハンセン】

     
       
キャリア
         

将来の目標やキャリアデザインを考えるときに自分自身はもちろんですが、友人や家族など様々な人との関わり関係性も考えると思います。それらを理論に反映している女性の理論家を2名ご紹介いたしますので、新たな視点を身に着けて一緒にきゃりああっぷしましょう。

ナンシー・シュロスバーグ Nancy K. Schlossberg

シュロスバーグ

シュロスバーグは発達段階とは年齢による区別・認識だけではなく、その人に起こる出来事(転機)によって週されるとしています。たとえば、ある人が30歳であっても40歳であっても離婚や引退を控えているとすると彼らの年齢よりもその出来事によって左右されることのほうが重要と考えているということです。

その上で自分の身に起こったことをどのように捉えるのか、対処するのかを考えそれによって成長すると考えています。成人の様々な人生上の出来事をトランジションとし、人生において何が起こるのかを探索し、理解し、対処できるようになるということです。そのために自分の身に起こる出来事の3つの捉え方を考えます。

自分の身に起こったことをどう捉えるかという観点で【予期していた転機】と【予期していなかった転機】、【予期していたものが起こらなかった転機】と分類されています。自分自身に起こったことの背景や重要度は人によってことなるためそれをちゃんと認識することで次の資源の把握と活用がうまくいきます。

その資源の把握と活用のために彼女が考えたトランジションのモデルが4Sシステムというものです。4Sとは、①Situation②Self③Strategies④Supportです。これらそれぞれの内奥を吟味することで対処することができる資源と脆弱な資源を整理し転機を乗り越えることができるとされています。これを整理し活用することで転機を対処し次のステップに進むとされています。

  • Situation(状況):引き金やタイミング、自分でコントロールできるかどうか、役割変化、期間、同様の経験有無、アセスメント(捉え方が前向きか後ろ向き、都合が良い)
  • Self(自己):社会的な地位、性、年齢、健康状態、民族性、字が発達、自己効力感、価値観、精神性
  • Support(周囲の援助):転機を周囲が肯定的に捉えているかどうか、周囲の援助を受けられるかどうか、配偶者・パートナー・家族・友人の有無、周囲の援助をプラスに捉えられるかどうか、転機が原因で起こる負の事象はあるか(離婚など)
  • Strategies(戦略):複数の戦略があるかどうか、転機をコントロールしようとしているか

シュロスバーグの考え方だと、就職や転職など自分に直面した出来事をまずどのように捉えているのか、そしてそれを乗り越えるために自分はどのように認識していて解決するための資源はどのようにあるのかと考えるということです。そのように考えることによって、就活や転職という大きなイベントを自分だけで解決するとなるとかなり負荷がかかりますがポジティブに解決することができる可能性も十分に出てきます。

サニィ・ハンセン L. Sunny Hansen

ハンセン

ハンセンはバランスのとれた人生実現ということをゴールとし統合的生涯設計(Integrated Life Plan)を構築した方です。ライフ・キャリアの意味合いが含まれておりライフとキャリアを連携するという意味合いもある。この概念の中には4L (Love, Labor, Leasure and learn)やジェンダー、文化など幅広い意味合いが含まれている。そして、ハンセンはライフパターンのための重要課題として6つの仮設を提唱している。

  • グローバルな状況を変化させるためになすべき仕事をさがす
  • 人生を意味ある全体像の中に織り込む
  • 家庭と仕事の間を結ぶ
  • 多元性と包括性を大事にする
  • 個人の転機(トランジション)と組織の改革に共に対処する
  • 精神性(スピリチュアリティ)、人生の目的、意味を探求する

これらを踏まえキャリアデザインすることで個人の成長だけでなく、コミュニティの改善など周辺環境を巻き込み相乗的に成長するという視点が入っています。自身のキャリアと言う観点でなくより広げてキャリアデザインを考える観点を与えてくれます。

まとめ

女性の理論家をお二人紹介いたしました。自身のキャリアを考える上で周囲とのバランスや関係性なども必要になってくると思います。それを具体的に理論に包括し説明している2名でした。周りとの関係性なども考えながらどの時誰といるのかということも含めてデザインしていっても良いかもしれません。他の理論家はこちらへ。

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