国家資格キャリアコンサルタントとは

     
       
キャリアカウンセリング
         

キャリアコンサルタントという国家資格をご存知でしょうか。興味はあるけれどどうすれば受験できるのか知らない方が意外と多いです。自分自身の新卒入社1年目で国家資格キャリアコンサルタントを受験し、最初の受験で合格した経験をもとに、キャリコン合格までの道のりとキャリコンについて紹介いたします。

講座の受講

キャリアコンサルタント

私はGCDFという団体を選びGCDF-Japanキャリアコンサルタントトレーニング講座を受講しました。選んだ理由は、大手企業がスポンサーとしてバックについており取得後の案件紹介が充実している点や3ヶ月という短期期間のスクーリングで受験資格が得られるという点です。実際に受講を始めた時期が2018年8月末で12月頭にはスクーリング修了、2019年2月末の筆記試験・論述試験と3月頭の実技試験を受験し実質6ヶ月間で資格取得出来ました。恐らくスクーリング講座を受講しているパターンでの最短合格ルートです。

受験団体を選ぶ

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントの試験実施団体は2団体ありますがキャリアコンサルティング協議会(以下、CCC)を選び受験しました。自分が受講しているスクールとの親和性や実技試験内容と自分の相性で受験団体を選べます。試験は学科試験と実技試験の2つに分かれます。そして実技試験は筆記の論述試験とカウンセリング実技に分かれます。筆記試験については2団体とも共通の問題なので対策方法は一緒です。

学科試験

キャリアコンサルタント

学科試験はマークシート式で50問、1問につき2点で100点満点の試験です。基本的には4択の正誤選択問題ですが、中には正しい文章の数を問われたりなど文章一つ一つの正誤を判断できないと正解にたどり着きづらいです。試験時間は100分間あり時間が足りなくなることはありません。途中退室も可能で実際に退出される受験者も数多くいました。合格基準として70点以上で合格となります。学科と実技で別々に合否判定されるため、学科のみ合格であれば次回受験は学科試験は免除になります(別途条件あり)。

実技試験

実技試験は後述する論述試験と面接試験に分かれます。実技試験は150点満点で90点以上の得点で合格点とされています。ただし論述は40%以上の得点、面接は評価区分「態度」「展開」「自己評価」ごとに40%以上の得点がボーダーラインです。それでは、論述試験と面接試験をそれぞれ説明いたします。

論述試験

記述回答式の筆記試験です。CCCの場合はカウンセリング応対の穴埋めやクライアント(相談者)の問題点、提案内容を記述していきます。試験問題は1問で、試験時間は50分間です。この50分間を私は意外と短く感じました。回答を考えながら、決められた枠内に丁寧に文字を書かなければならないため普段から訓練していないと時間に追われてしまうかもしれません。

面接試験

面接試験はロールプレイと口頭試問の2つに分かれます。それぞれ15分間と5分間で試験は続けて行われるため20分間の試験です。

試験対策

キャリアコンサルタント

長期間勉強する試験ではないですが、ちゃんとした対策をしなければ不合格の可能性も十分にあります。実際に私が行なっていた試験対策の一部を紹介いたします。

勉強会

講座を一緒に受けていた方々と勉強会を企画し、論述試験の対策や実技試験の対策を行なっていました。論述試験については過去問を制限時間内で実際の解答用紙を用いて解答をしていました。回答の後、自分自身の回答を共有しお互いにフィードバックをし皆で一つの模範回答を作成していました。また、面接については2級の試験問題(複数名のクライアントがあらかじめ用意されており、基本情報が過去問で確認可能)を用いて実際の試験で題材になりそうなクライアントでロールプレイをしました。
また、職場の先輩で有資格者の方がいらっしゃったため終業後にファミリーレストランに行ってカウンセリング実技のロープレをお願いしていました。

過去問

国家試験も過去問を解くことはとても重要です。理由としては、模試のように合否判定ができ試験に身が入ることや傾向と対策を知ることができるという点です。理想は全部解くことですが、時間がない方や手に入らない方は3回分は解いておきましょう。ぜひこれを読んでいるときにやってほしいのですが、新たな試験が実施されると過去の試験問題が団体HPから削除されてしまうため一回でも多く解けるように試験問題のPDFファイルを保存しておいてください。

参考書・問題集

  • 新版 キャリアの心理学【第2版】−キャリア支援への発達的アプローチ−

キャリア領域における主要な理論家をまとめた本です。近年、注目を集めている理論家についても記載されているため一度は読んでおきたい本です。また、内容は各理論家の幼少期などのバックグラウンドについても述べられているためイメージが湧きやすく理論を覚えやすい参考書です。
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  • キャリアコンサルティング 理論と実践 5訂版

キャリアコンサルタントの試験を控えている方であれば知らない人はいないと言われている通称「木村本」です。キャリア領域の理論が網羅されており、学習参考書として役立つ必携の本のうちの一つです。ただ、詳細に記載されているため網羅は厳しく値段も高いため2級や1級の受験を考えている方のみの購入でも良いかもしれません。
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  • マイクロカウンセリング技法−事例場面から学ぶ

カウンセリングの実技で非常に役立つ書籍です。実際の応答について良い例と悪い例、それぞれ解説が書いてあるため非常にイメージしやすいです。また、カウンセリングの場面だけでなく学校の保健室での応答や学校教員と保護者の面談など幅広い場面が掲載されています。そのため、試験を受ける方だけでなく対人の仕事を行なっている方全員におすすめです。
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  • キャリアコンサルティング関連情報集

試験範囲に厚労省の資料や統計データなどが含まれているのですが、その必要データがまとまっているのがこの参考書です。実際に試験会場でも試験前に見ている方が多く統計データの学習には必携です。
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  • 国家検定2級キャリアコンサルティング技能検定−学科試験科目及び範囲別成功問題解説

2級技能検定の過去問をもとに作成された問題集です。出題範囲はキャリアコンサルティングと大きく変わらないので難易度は高くなりますが利用していました。公式ページで公開されている過去問は記号の回答のみなので解説がないのですが、この問題集は解説が非常に細かく記載されている点と回答のための参考資料や書籍についても記載されているため学習が非常にスムーズに進みます。
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まとめ

なかなか実態を知る機会の少ない国家資格キャリアコンサルタントですが、短期間の勉強で合格しやすい国家資格だと思います。また、有資格者にならなかったとしても制度や資格について知ることでコンサルタントを利用しキャリアアップに繋がるかもしれません。少しでも興味を持っていただけましたら幸いです。

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