ライフ・キャリア

【入門】キャリアコンサルタントの特徴や勉強法を解説◇新卒1年目で合格した人が語る

キャリアカウンセリング

こんな方におすすめ

  • キャリアコンサルタントって何やるの?
  • 国家試験に合格するためには何をする?

 

このように、キャリアコンサルタントについて知りたい方に向けコラムを書いています。

 

はじめまして、なべけん(@yochi_career)と申します。

 

大手人材会社でコーディネーターとして1000名以上の就業機会に携わり、またキャリアコンサルタントとしても100名以上のキャリア相談の実績があります。

 

私も皆さんと同じく、”キャリアコンサルタントに興味があるけど何からすれば良いの?”という疑問を持っている一人でした。

 

色々と調べキャリアコンサルタントになるべく、新卒1年目の2018年9月から養成講座に通い、翌2019年2月に受験し"一発"合格しました。

 

合格後は本業とは別にフリーランスとして、学生や第二新卒を中心にキャリア相談や、キャリアに関するイベントの実施をしています。

 

このコラムでは知識が全く無い方でも、

 

  • キャリアコンサルタントの魅力
  • キャリアコンサルタントになる方法
  • なべけんの合格体験記(勉強方法)

 

を通じてイメージが湧くようにお話致します。

 

新卒1年目合格者が解説!キャリアコンサルタントとは【初心者向け】

私がキャリアコンサルタント試験を受験した理由は、

大学生を始めとする若手が、納得感あるキャリア選択できるように手助けしたい

ためです。

 

私のように職業選択に関わるのもキャリアコンサルタントの役割の一つです。

 

しかし、キャリアコンサルタントの活躍の場は、必ずしも職業選択のシーンだけではありません。

 

【試験にそのまま出る】合格に必須の参考書

わたしが「国家試験キャリアコンサルタント」に新卒1年目で合格するのに最も役立った本!

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試験問題での引用数が最多でキャリア理論が網羅されているので、プロとして活動するときに必携の1冊ですね♪

 

キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルティングはいつするの?

キャリアコンサルティングをすると、相談者はどんな良いことがある?
なべけん

 

実はキャリアコンサルティングとは、相談者の自立支援を行うことがメインです。

 

私は養成講座に通学する前まで、一方的にキャリアのアドバイスを行うものと勘違いしていました。

 

それでは、”キャリアコンサルティング”の定義を見てみましょう。

 

◇キャリアコンサルティングの定義

キャリアコンサルティングとは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。

キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。

引用:特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会HP

 

キャリアの理論や労働市場の知識を使って、相談者が持っている偏見・誤りを正す(一緒に考える)ことはあります。

 

しかし、定義からも分かるようにコンサルタントに依存しないことがゴールになるということです。

 

では、このスキルを身につけると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

国家資格キャリアコンサルタントになるメリット

 

キャリアに関する特化した知識・実務を学ぶ資格だと思っている方もいると思います。

 

私が養成講座でキャリアの勉強をし、コンサルティング実務を通じて

 

”キャリアコンサルティング以外にも使えるスキルが身につく!”

 

と強く感じています。

 

資格の勉強・取得をするメリットをシェアいたします。

 

  • 人の話を引き出せるようになる
  • キャリア理論を活用できる

 

他にも多数メリットはありますが、私が特にメリットとして感じる2点をより具体的にシェアいたします。

 

人の話を引き出せるように

 

キャリアコンサルティングでは、相談者が自発的に話してもらえるように傾聴します。

 

それでは、具体的な相談シーンを見てみましょう。

 

◇相談方法の例(中学3年生の相談者:Cl/スクールカウンセラー:Co)

Cl:「どうしよう!私はもうおしまいです…。ああ…。」

Co:「どうしましたか?」

Cl:「ああ…。もうだめです…。」

Co:「あなたは、もうだめだと感じている。」

Cl:「そうです。もうおしまいです…。」

Co:「あなたは絶望的な気持になっているのですね。」

Cl:「そうなのです。どうしようもないです…。」

引用:福原眞知子(2007)「マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ―」

 

実はこのカウンセラーの3つの応答は全て間違った対応なのです。

 

相談者に限らず、人の話を聞くときにも技法があります。

 

適切な応答をすると相談者の話を引き出せるようになります。

 

◇相談方法の例(中学3年生の相談者:Cl/スクールカウンセラー:Co)

Cl:「どうしよう!私はもうおしまいです…。ああ…。」

Co:「少し、落ち着いて、あなたに何が起こっているかを話してみてくださいませんか?」

Cl:「今日…、模擬テストの結果が返ってきて…、ああ…。」

Co:「あなたは模擬テストの結果が返ってきて」

Cl:「はい…。どうしよう…。」

Co:「ひどく動揺しているようにみえますが…。」

Cl:「はい…。どうしたらいいのか…。」

Co:あなたは模擬テストの結果にひどく動揺し、どうしたらいいのか途方に暮れているようですね。」

引用:福原眞知子(2007)「マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ―」

 

養成講座ではプロのカウンセラーが相談者となり、ロールプレイを通じて適切な応答ができるように訓練します。

 

この例のようにキャリアに関する相談以外のシーンでも、この傾聴力・応答力は活かすことができます。

 

キャリア理論を活用できる

 

実際に学んだキャリア理論を当てはめて、自分を鼓舞することがあります。

 

たとえば、クランボルツ氏の”計画的偶発性理論(プランド・ハプンスタンス)”をご存知でしょうか。

 

◇計画的偶発性理論とは

この理論では、キャリアが「未決定(目標など未来が決まっていない)」を望ましい状態と考え、偶然の出来事を作り出す。この偶然を自分のキャリア開発に取り入れることで、納得感あるキャリアを歩める。

参考:渡辺三枝子(2018)「新版 キャリアの心理学」

 

私のエピソードとして、全くWebに関する知識が皆無の状態から、”よちよち・きゃりああっぷ”運営するに至った経験をご紹介致します。

 

本業とは別にパラレルキャリアでチャレンジしたいと思いながらも、何もスタート出来ていない自分がいました。

 

ある日、友人の繋がりでWeb制作に詳しい方と話す機会がたまたま(偶然に)ありました。

 

その時に、”面白そう!”と感じサイトの制作・コラムの作成を行っています。

 

資格を取りこの理論を学習していたため、”面白そう!”という感覚を大切にし、新しいことを初められました。

***

 

では、キャリアコンサルタントになるためには、何をすれば良いのでしょうか。

 

私の体験談も交えてご紹介いたします。

 

国家試験キャリアコンサルタントの受験資格について

 

キャリアコンサルタントになるためには、国家試験を受験し合格しなければなりません。

 

この国家試験は、2つの受験資格いずれかを満たすことで受験できるようになります。

 

  1. 厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講座を修了
  2. キャリアコンサルティングの実務経験3年以上

 

2つの条件がありますが、個人的には養成講座を受験することをおすすめします。

 

私自身、本業では人材会社でコーディネーターとして求職者と携わっています。

 

6ヶ月と少ないながらも実務経験があり受講しましたが、学習内容全てが新鮮でした。

 

人材会社での仕事は、仕事紹介というソリューションがメインのため、キャリアの支援に関する知識は学べていないことを痛感しました。

 

それでは、この養成講座ではどのようなカリキュラムが用意されているのでしょうか。

 

キャリアコンサルタント養成講座とは

 

国家試験を受けるためのキャリアコンサルタント養成講座は、厚生労働大臣認定の講習でなければなりません。

 

この講習は様々な団体が実施しており、各団体によって強みが異なるため、自分に合ったスタイルの団体を選ぶことが重要です。

 

団体を選ぶポイントとして下記のような判断軸が挙げられます。

 

  • 通学期間について
  • 講座受講中のフォロー体制
  • 国家試験の対策
  • 費用や合格保証
  • 資格取得後のサポート体制

 

何を重視するかによって、自分が受講すべき団体は変わってきます。

 

***

 

私はGCDFという団体を選び、”GCDF-Japanキャリアコンサルタントトレーニング講座”を受講しました。

 

この講座を選んだ理由は、資格取得までの期間と資格取得後のフォロー体制です。

 

通学の頻度は、週1日で1日7時間の講習を3ヶ月間で業界最短でした。

 

また資格取得後は、大手企業がスポンサーとしてバックについており、取得後の案件紹介・資格更新講習が充実しているため選びました。

 

◇【LEC東京リーガルマインド】おすすめのキャリアコンサルタント養成講座

資格取得・通信教育のスクールで、司法試験・司法書士・弁護士など難関資格の受験指導実績が約40年あります。

キャリアコンサルタント養成講座も、自分が初めたいタイミングで初められ、かつ、最短合格のカリキュラムが組まれています。

また、キャリアコンサルタント養成講座は、”専門実践教育訓練給付金”の支給対象です。
LECで受講すると、最大70%の受講料金が支給されます。

2001年からの指導実績!LECのキャリアコンサルタント養成講座はこちら

 

2つの受験団体を選ぶ

 

 

キャリアコンサルタントの試験実施団体は2団体あります。

 

  1. キャリアコンサルティング協議会(キャリ協)
  2. 特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)

 

いずれの団体で受験しても、筆記試験は共通問題で全く同じです。

 

異なるのは、実技試験(論述試験・カウンセリングのロールプレイ)です。

 

前述の養成講座の実施団体によって、どちらの試験団体(キャリ協 or JCDA)と親和性が高いか異なります。

 

そのため、実技試験内容と自分の相性で受験団体だけでなく、養成講座の受講も考える必要がります。

 

それでは、学科試験と実技試験の内容について見てみましょう。

 

学科試験とは

 

学科試験はマークシート式で50問あり、1問につき2点で100点満点の試験です。

 

合格点は70点以上なので、誤答を15問以内に抑えられれば学科試験は合格となります。

 

学科と実技で別々に合否判定されます。

 

もし学科のみ合格であれば、次回は学科試験は免除となります(別途条件あり)。

 

学科試験の出題形式は、基本は4択の正誤選択をする問題です。

 

中には、”正しい文章の数”を問われるものも出題されます。

 

文章一つ一つの正誤を判断できないと正解にたどり着きづらいです。

 

試験時間は100分間あり、時間が足りなくなることはありません。

 

途中退室も可能で、受験時には実際に退出される受験者も数多くいました。

 

実技試験とは

 

実技試験は後述する論述試験と面接試験に分かれます。

 

実技試験は150点満点で、90点以上の得点で合格点とされています。

 

ただし論述は40%以上の得点、面接は評価区分「態度」「展開」「自己評価」ごとに40%以上の得点がボーダーラインです。

 

それでは、論述試験と面接試験をそれぞれ説明いたします。

 

論述試験

 

記述回答式の筆記試験です。CCCの場合はカウンセリング応対の穴埋めやクライアント(相談者)の問題点、提案内容を記述していきます。

 

試験問題は1問で、試験時間は50分間です。この50分間を私は意外と短く感じました。

 

回答を考えながら、決められた枠内に丁寧に文字を書かなければならないため普段から訓練していないと時間に追われてしまうかもしれません。

 

面接試験

 

面接試験は

 

  • ロールプレイ
  • 口頭試問

 

それぞれ15分間と5分間で試験は続けて行われるため20分間の試験です。

 

合格に必須の試験対策とは

 

 

長期間勉強する試験ではないですが、ちゃんとした対策をしなければ不合格の可能性も十分にあります。

 

実際に私が行なっていた試験対策の一部を紹介いたします。

 

勉強会で論述試験やロープレ対策

 

講座を一緒に受けていた方々と勉強会を企画し、論述試験の対策や実技試験の対策を行なっていました。

 

論述試験については過去問を制限時間内で実際の解答用紙を用いて解答をしていました。

 

回答の後、自分自身の回答を共有しお互いにフィードバックをし皆で一つの模範回答を作成していました。

 

また、面接については2級の試験問題(複数名のクライアントがあらかじめ用意されており、基本情報が過去問で確認可能)を用いて実際の試験で題材になりそうなクライアントでロールプレイをしました。

 

職場の先輩で有資格者の方がいらっしゃったため終業後にファミリーレストランに行ってカウンセリング実技のロープレをお願いしていました。

 

過去問を解いて傾向と対策を掴む

 

国家試験も過去問を解くことはとても重要です。

 

理由としては、模試のように合否判定ができ試験に身が入ることや傾向と対策を知ることができるという点です。

 

理想は全部解くことですが、時間がない方や手に入らない方は3回分は解いておきましょう。

 

ぜひこれを読んでいるときにやってほしいのですが、新たな試験が実施されると過去の試験問題が団体HPから削除されてしまうため一回でも多く解けるように試験問題のPDFファイルを保存しておいてください。

 

参考書・問題集

 

わたしは2つの参考書を使って試験勉強をしていました。

 

この2冊はキャリア理論が網羅されているため、試験勉強だけでなくコンサルタントとして活躍する際に必須の2冊とも言えます。

 

新版 キャリアの心理学【第2版】−キャリア支援への発達的アプローチ−

 

 

キャリア領域における主要な理論家をまとめた本です。

 

近年、注目を集めている理論家についても記載されているため一度は読んでおきたい本です。

 

また、内容は各理論家の幼少期などのバックグラウンドについても述べられているためイメージが湧きやすく理論を覚えやすい参考書です。

 

キャリアコンサルティング 理論と実際 5訂版

 

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キャリアコンサルタントの試験を控えている方であれば知らない人はいないと言われている通称「木村本」です。

 

キャリア領域の理論が網羅されており、学習参考書として役立つ必携の本のうちの一つです。

 

ただ、詳細に記載されているため網羅は厳しく値段も高いため2級や1級の受験を考えている方のみの購入でも良いかもしれません。

 

マイクロカウンセリング技法−事例場面から学ぶ

 

 

カウンセリングの実技で非常に役立つ書籍です。

 

実際の応答について良い例と悪い例、それぞれ解説が書いてあるため非常にイメージしやすいです。

 

また、カウンセリングの場面だけでなく学校の保健室での応答や学校教員と保護者の面談など幅広い場面が掲載されています。

 

そのため、試験を受ける方だけでなく対人の仕事を行なっている方全員におすすめです。

 

キャリア教科書 国家資格キャリアコンサルタント学科試験 テキスト&問題集

 

 

ほとんどの受験者が閲覧するサイト”みん合”の解説付き問題集です。

 

公式サイトでは、前述の通り過去の問題は数年分しかダウンロードできません。

 

かつ解説が無く答え(番号)のみなので、正誤問題の誤答を復習するのに時間がかかってしまいます。

 

しかし問題集を使えば、試験の対策をしながら理論学習をすることができます。

 

まとめ

 

なかなか実態を知る機会の少ない国家資格キャリアコンサルタントですが、短期間の勉強で合格しやすい国家資格だと思います。

 

また、有資格者にならなかったとしても制度や資格について知ることでコンサルタントを利用しキャリアアップに繋がるかもしれません。

 

少しでも興味を持っていただけましたら幸いです。

 

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試験問題での引用数が最多でキャリア理論が網羅されているので、プロとして活動するときに必携の1冊ですね♪

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