読書

2021年4月読書日記◇年100冊読書家による本の感想と選び方

”読書家はどのような本を読んでいるの?”
”どのように読む本を選んでいるの?”
”一月にどれくらいの本を読むの?”

はじめまして、なべけん(@yochi_career)と申します。
このような疑問をお持ちの方へ向けて、わたくしが4月に読んだ「本の感想」と「読むきっかけ」をお届けいたします。

新年度が始まり仕事がバタバタしていたので、「あまり本を読めなかった」そんなイメージでした。4月末になって振り返ると、意外にも8冊も読んでいました。(笑)
6月に控えている異動をきっかけに、今まで読まなかった分野の本を読んだので、未知の本に多くの時間を割きました。

皆さんが新しい本を読むきっかけの1つが、”よちよち・きゃりああっぷ”でしたら幸いです。
それでは参ります。

1. 【小説】ジヴェルニーの食卓(原田マハ)

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原田マハさんをご存じの方は、もはや説明不要かと。小説家としてご活躍されており、アート芸術家を主人公として事実に基づくフィクションを多く残しています。
4つの短編で構成されており、この作品でも登場人物にはピカソやモネ、セザンヌなどの芸術家も。

本を読む理由・きっかけ

今までにもマハさんの本は6冊読んでおり、いずれの本も大好きなので自然に辿り着きました。いわゆる「好きな作家さんの本を選ぶ」というやつです。
アート関連ではない小説も多数出版されていますが、「アートをもっと知りたい」動機があり、優先的にアート関連の作品を手に取りました。

感想

実は、1冊の本が「4つの構成に分かれている」ということを知らずに読んだのです。(笑)
なので、「伏線回収があるのでは」と必要以上に用心深くなって読んでしまいました。もったいなかった。

今までに読んだマハさんの小説は構成が分かれていないものだったので、少し各エピソードに物足りなさを感じてしまった点はあります。その分、初心者の方は読みやすいのではないかと思いました。

2. 【ビジネス】禁断のセールスコピーライティング(神田昌典)

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本を読む理由・きっかけ

読んだ理由は2つで、1つ目はkindleのセールだったためです。
amazonユーザーはご存知だと思いますが、kindle本は「日替わりセール」や「月替りセール」があり、破格の値段で本を購入することができます。

神田さんの著書は『2022―これから10年、活躍できる人の条件』などの名著を読んでいたため、「割引価格なら」と迷わず購入しました。

2つ目の理由は、ライティングスキルに飢えているため(笑)
自分が「思っていること」を、より多くの人に届けたいということは常に考えています。セールスではないものの、「ライティングスキル」を身に着けたいという思いもあり購入しました。

感想

今の自分にはハードルが高かったという感想が正直なところです。ブログという形で文章を発信しているため、「ライティング」として活かせるものがあると思ったのですが、かなり実践的な内容でした。

そのため、DMやパンフレットなど「セールスライティング」を仕事で実践している方は、確実に成果を出せる1冊になっています。

わたくしも営業職ですが、仕事紹介(求職者への口頭プレゼン)に特化しているためセールス・ライティングとは少し仕事の性質が異なります。今は活かせないですが、組織の仕組みとして「営業パンフレットの作成」や「メールでの仕事紹介」がメインになったら確実に活かせます。

実務に活かせることが「現段階では」少ないため、流し読みをしました。
血肉になるインプットというよりは、知識・ハウツーの引き出しを増やすためのインプットになりました。

3. 【ビジネス】JobPicks 未来が描ける仕事図鑑

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本を読む理由・きっかけ

NewsPicksはSNSでの宣伝がうまくて、つい買ってしまうんです。

 

自分自身が転職に悩んでいるわけではありません。
ですが仕事柄(仕事紹介やキャリア相談)、多くの方が気になる仕事について知る機会になると思い購入しました。

かつ、「『会社』で選ぶのではなく『ジョブ』で選ぶ」という言葉にも惹かれました。
わたくしは新卒入社した企業1社でしか働いていないので、ジョブ型の求職(就職活動・転職活動)を行っていません。
一部の企業が「ジョブ型の採用」にシフトしているトレンドを抑えるためにも、本書はピッタリでした。

感想

「分かり易すぎる」この言葉に尽きます。
近年、新しい職種が生まれることも多いですよね。しかし、その仕事がどのようなことを行っているか、正直分からないことも多いです。
「コンサルティング」や「Webクリエイター」、「AI技術者」など。

そのような負を解決してくれるのに最適な1冊。
業種・職種1つとっても、代表的な企業や各企業の特徴などがマトリックスで見やすくまとまっています。

「クリエイティブな仕事をしたい」や「新しいことにチャレンジしたい」漠然とこのように考えている方には、業種・職種の理解が十二分に可能。

企業で働く人による「おすすめの本」が書かれていることも、ポイントが大きいです。
興味を持って「次に何をすればよい」が分からなくなりがちですが、その次の読書を見つけられることはモヤモヤを放置せずに済みますね。

4. 【ビジネス】働くみんなの必修講義 転職学 人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは

本を読む理由・きっかけ

amazonで本を観ていたらオススメに出てきて購入。
即購入したのですが、理由は著者が「中原さん」だったからです。

東京大学から立教大学へ転職した、ビジネスの研究をされている方として有名です。
恥ずかしながら一度も著書を読んでいなかったため、今がチャンスと思いました。

感想

転職データの宝庫で、人材会社勤務の方はみんな買った方が良いと思う。
そう思えるほどの名著でした。

人材ビジネスはかなり属人的だと個人的には感じています。
転職のサポートはするけれども、転職後のサポートはしない。もしかしたら、とてつもないミスマッチが多く起こっているかもしれない。
入社した後にどうすればよいのかや、転職の動機別に意識すべきこともまとまっています。

もう1点感じたことは、パーソルグループの凄さです。
属人的だからこそビジネスとして成り立っている部分もある人材ビジネスですが、その裏をデータを用いた本を出版する勇気に拍手です。

この本の内容では、転職を考えている方が「転職しない」選択もしやすくなっているように感じました。
そういった意味で、ビジネスチャンスを減らしてでも、人材課題を解決しようとしているところに共感しました。

5. 【ビジネス】取材・執筆・推敲――書く人の教科書

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本を読む理由・きっかけ

このツイートがきっかけで即購入しました。

いわゆる「ジャケ買い」に近いのですが、このツイートを見たら「推敲のハウツーが学べる」と思ってしまったのです。

また、野村さんは一度だけオンラインの講演を聞いたことがあり、プレゼンの内容(大学生に向けたお金の話)に深く共感しました。
プレゼンの構成も話し方も非常にわかりやすく、ビジネスパーソンとしての尊敬すらあります。そのため、「野村さんが読んだ本=良書」とも思い迷わず購入。

感想

購入の動機とは裏腹で「推敲のハウツー」は学べなかったのですが、ライターという仕事に興味を持つきっかけの本になりました。今まではライターと聞いても、イメージを湧かず、面白さや仕事の難しさも知りません。

ツイートでもある通り「マインドセット」が見られたことは、興味を更に掻き立てました。

6. 【IT】みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

本を読む理由・きっかけ

2021年6月に情報システム部への異動が決まっており、自社のシステムを担当する予定です。そのために何か勉強したいという思いで、この本を購入いたしました。

わたくしのITに関する知識はほぼ皆無で、学生時代に情報工学を4年間専攻していただけです。
このように書くと、「知識あるじゃん!」と思うかも知れませんが、研究が辛いと感じるほど興味はありませんでした。大学卒業も留年はしなかったですが、必死で勉強してギリギリ単位取得ができるほどです。

また実務経験は無く、学生時代の研究は個人だったため、チームで取り組むことの難しさも知りません。それを知るいい本にもなりました。

感想

ありきたりですが、開発の難度の高さとチームワークの重要性を再認識しました。

本書では「組織の上に経つ役員がシステム投資を軽視していた」や「グループのシステム部門ごとに別の役員をおいていた」などの問題点も書かれています。
つまりどんなに優秀な社員がいても、組織の仕組みが不十分であれば失敗は起きてしまうという学びです。

別の本で読んだ顧客満足度と似ているとも感じました。
「クレームを吸い上げる(顧客の声が届きやすい)仕組み」がなければ、用意に離脱に他者離脱へ繋がってしまう。

それだけ「システムや(ソフト・ハードだけではなく)仕組みが重要」という責任感を持って、6月の異動を迎えます。

7. 【小説】四月になれば彼女は (川村元気)

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本を読む理由・きっかけ

何がきっかけか忘れてしまったのですが、長らくamazonのカートに入っていました。
その状態のときに、会社の同期から「買ったんだけど読む?」と言われたので、そのまま借りて読みました。

その同期とは読書の話もよくしていたので、わたくしが好きな本を知っていて勧めてくれたのだと思います。
本を貸してくれたときのセリフを敢えてそのまま載せておきます。

「手元に本があると気になっちゃうから、良かったら先に読まない?」

感想

とても好きな恋愛小説でした。
小説全般が好きなわけではなく、『四月になれば彼女は』の物語の構成や展開がとても好きでした。

まず帯にも書いてあるストーリーが心を惹きつけました。

4月、初めて付き合った彼女から手紙が届いた。

そのとき僕は結婚を決めていた。愛しているのかわからない人と。

登場人物が皆「愛する・愛されること」へ感じていることがあり、その考えと変化が面白い。
各シーンの描写も、心拍数が上がるほど臨場感があり、読んでいて全く飽きず、つい睡眠時間を削ってしまいました。

8. 【IT】オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

本を読む理由・きっかけ

これもIT部門への異動を理由に手に取りました。
かつ、書店に行くとどの本屋でも店頭に並んでおり、「オードリー・タンって何者?」と気になっていたためピッタリでした。

どのようなことが書かれているのか全く知らずに購入しましたが、結果的に満足度は高い1冊でした。

感想

まず、オードリー・タンさんを通じて知ったこと・感じたこと多すぎる。
トランスジェンダーについて全く知らなかったですし、体が弱かったオードリーさんを通じて、学校教育についても考えさせられました。

そして、日本の政治(IT戦略・普及)について考えました。
オードリーさんは、シリコンバレーでの起業を経て、今は台湾で政治家としてご活躍されています。

実際の台湾でのITの取り組みや意思決定の速さを見ると、やはり「日本政治は悪」と感じてしまうこともありました。

ただ、この本では日本を悪く言うことはなく、むしろ良いところを足り上げていました。
ITや政治、学校教育について考えさせられるのはもちろん、オードリーさんの人柄の良さをも感じられる1冊です。

まとめ:5月はじっくり考えてから本を買おう

今までも書籍購入のハードルは非常に低かったのですが、今までの中で一番ハードルが低かった月のようにも感じます。

その結果、流し読みにとどまってしまった本も少なからずあるため、「目的意識」と「アウトプット前提」これを再度意識した読書ライフを過ごします。

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